クーママ体験記

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医師や保育士も知らない 《ミルク拒否・哺乳瓶拒否の教科書》

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こんにちは、クーママです。

 

我が子は赤ちゃんの頃、母乳も粉ミルクも嫌いな子でした。

 

かといって、離乳食もうまく進まず、成長曲線ギリギリの低体重に悩まされる日々でした。

 

母乳は子供が眠い時しか飲んでくれなくなったので、どんどん分泌量が減りました。

 

オムツは4時間くらい全く濡れないこともあり、栄養不足どころか、水分すら足りていないのではないかと心配になる状態でした。

 

とにかく粉ミルクを飲んでくれるようにならないと、命の危険があるとさえ感じ、怖くて涙する日々。

 

小児科に何件か相談に行きましたが、役に立つような情報なんて1つもありませんでした。 (既に知っている情報ばかり)

 

子供がお昼寝中の時間を利用して、とにかく毎日毎日ネットで色々な情報を調べました。

 

ミルク拒否・哺乳瓶拒否の対策法に関する知識は人一倍ある自信があります !

 

そんな経験を活かし、同じように赤ちゃんがミルクを飲んでくれずに困っているママ達に向けて、この記事を書くことを決めました。

 

保育園入園に向けて、ミルクを克服したいママにも参考になると思います。

 

ミルク拒否の基本的な情報から、目から鱗のような情報まで、幅広い情報をご紹介します。

 

 

 1番最初に確認すべきこと

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まず、ミルクを飲んでくれない理由を考えます。

 

 

<ミルクの味が嫌いなのか>

 それとも、

 <哺乳瓶が嫌なのか>

 

の2択のうち、どちらに該当するか確認が必要です。

 

ミルクを飲んでくれない理由は、この2つのうちどちらかである場合が多いです。

 

 

ミルクを哺乳瓶からだと飲まないのに、コップやスプーンなどで飲ませたら飲むのであれば、それは哺乳瓶に問題があります。

 

何で飲ませても、ミルクを飲むのを嫌がるのであれば、それはミルクの味が嫌いということになります。

 

 まずは、上記の確認を行い、赤ちゃんがどちらのタイプに該当するか、確認をしてみて下さい。

 

 

ミルクの味が嫌いな場合

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粉ミルクと一言で言っても、様々なメーカから様々なミルクが販売されています。

 

しかも、メーカによって、味・匂い・色が結構違います。

 

 

" 粉ミルクの種類を変えたらミルクを飲むようになった "

 

とか、

 

"うちの子はここのメーカのミルクでないと飲まない "

 

といった経験談は多いです。

 

 

私も色々な粉ミルクを試してみました。

 

絶対にこれっ!といったミルクには出会えませんでしたが、少なからず我が子にも、好きなミルク・嫌いなミルクがありました。

 

我が家で試したことがあるミルクを、いくつかご紹介します。

  

和光堂 はいはい ◆

我が子はこれが1番好きでした。

 

我が子は生後8か月から保育園に通っていますが、たまたま保育園でもこのミルクを使用していました。

 

お湯でさっとミルクが溶けるので、ママとしても助かります。

 

お値段も比較的安いのも良かったです。

 

匂い・味ともに比較的シンプルなミルクという印象です。

 

  

さらっとしていて、色も他のミルクより白く、匂いもあまりしません。

 

甘すぎない風味をポイントとしたミルクなので、甘いミルクが苦手な赤ちゃんにおススメです。

 

  

◆ 明治 ほほえみ ◆

粉タイプの他にブロック(キューブ)タイプもあります。

 

ブロックタイプのミルクは、おそらく"ほほえみ" だけではないでしょうか。

 

 ブロックタイプは計量がいらないので、外出先や計量が面倒なママにもおススメです。

 

色は黄色みが強めで、ほわーんと甘い良い香りがします。

 

凄く美味しそうな匂いです。

 

周りのママ友でも使っている人が1番多かったです。

 

キューブの他に一般的な粉ミルク(缶) タイプもあります。

 

 

◆ グリコ アイクレオ

お値段は他のメーカのミルクと比べると高いですが、

 

" 我が子の飲みっぷりがよい "

 

" これしか飲まない "

 

という口コミが1番多いミルクです !

 

母乳に近い味・色・香りが特徴で、母乳を飲んだ赤ちゃんのウンチと、近い状態のウンチが出ると評判のミルクです。

 

まだ試したことがないのであれば、試してみる価値はあると思います。

 

ちなみに、我が子はこのミルクは2番目に好きそうでしたので、たまに愛用していました。

  

 

◆ 明治 ミルフィー

乳糖を含んでいない、ミルクアレルギーの赤ちゃんの為のミルクです。

 

赤ちゃんがミルクを飲んでくれないのは、隠れミルクアレルギーの可能性もあると聞いたことがあります。

 

軽度のアレルギーの場合、見た目にはアレルギー反応は出ない場合でも、赤ちゃん自身はミルクを飲むことによって体に異変を感じ、ミルクを飲みたがらないといった理由のようです。

 

真相は不明ですが、気になる方は試してみて下さい。

 

 

和光堂 ボンラクトアイ ◆

牛乳成分を使わずに、大豆たんぱく質を用いた粉ミルクです。

 

ミルク嫌いやアレルギーなど、ミルクが合わない赤ちゃんの為に作られたミルクです。

 

大豆由来の為、匂いや味が通常のミルクとは全く異なりますので、色々なミルクを試したけど効果がなかった方に、おススメのミルクです。

 

 

何か気になるミルクはありましたか?

 

我が子の場合は、人気のミルクだから好きということではありませんでした。

 

やはり、赤ちゃんによって好みがありますので、色々なミルクを試してみることは、意味のあることだと実感しています。

 

地道な作業にはなりますが、是非赤ちゃんが気に入りミルクを探してみて下さいね。

 

 

哺乳瓶が嫌いな場合

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コップやスプーンでならミルクを嫌がらずに飲む場合、哺乳瓶が赤ちゃんに合っていないことが考えられます。

 

正確には哺乳瓶というか、吸い口(乳首)の咥えた感じだったり、ゴムの触感だったり、穴の大きさ (ミルクの出る量)が赤ちゃんに合っていないことが考えられますので、赤ちゃんに合った物を探してあげる必要があります。

 

おススメの哺乳瓶をいくつかご紹介致します。

 

ピジョン 母乳実感 哺乳びん ◆

ママのおっぱいから飲むのと同じ口の動きで飲める為、おっぱいとの併用がしやすいことが特徴の商品です。

 

おっぱい(母乳)好きの赤ちゃんにも試してもらいたい1品です。

 

我が子もこれを使っていました。

周りでも使っているママが沢山いました。

 

子育て雑誌でも多く掲載されていることもあり、とても人気のある商品です。

 

まだ使ったことがない方には是非おススメです。

 

 

乳首のサイズはSS~LLまであり、基本的にはその月齢に合ったサイズを使用します。

 

あまりミルクが好きでない赤ちゃんは、ミルクを飲んで疲れてくると、飲むのを止めることがあります。

 

この哺乳びんに限らず、楽して飲みたい派の赤ちゃんには、少し大きめのサイズの乳首を試してみるのも一つの手です。

 

また、中にはおろしたての乳首が好きな子や、使い古した少し柔らかい乳首が好きな子など、赤ちゃんによって好みが様々です。

 

哺乳瓶拒否でお悩みの方は、色々な乳首を試してみることをおススメします。

 

 
ディズニー柄もあります。
 
 

 

 ビーンスターク  赤ちゃん 哺乳瓶 ◆

こちらも母乳実感の商品特徴と似ていますが、母乳のように飲みやすく、そしゃく力が育つように工夫された哺乳びんです。

 

赤ちゃんのお口にフィットして飲みやすく、母乳を飲むときと同じような筋肉の動きで飲めます。

 

こちらの商品の乳首(二プル)は1サイズのみで、新生児から卒乳までずっと一緒のサイズです。

 

ミルクの流れをスムーズにするスリットの通気孔と、飲む力に合わせてミルクの出る量が変わるクロスカットの飲み孔を採用しているので、乳首のサイズアップが不要です。

 

乳首のサイズで悩みたくないママにおススメです。

 

 

こちらの哺乳瓶はガラス製とプラスチック製で哺乳瓶の形が異なります。

 

ガラス製はひんぱんな煮沸消毒にも劣化することなく安心して使えます。

軽くて丈夫で医療用にも使われる材質、ホウケイ酸ガラス使用。

 

プラスチック製品は使いやすい広口タイプ。

軽くて弾力があり割れにくい、ガラスのような透明感、劣化にも強い安全・安心な樹脂素材を使用。

  

 

◆ チュチュベビー 哺乳瓶 ◆

ビーンスタークの哺乳瓶と同様に、こちらも乳首はワンサイズのみ。

 

乳首が赤ちゃんの吸う力に応じてミルクを飲む量がコントロールできる、特殊なスーパークロスカットだから、サイズアップ不要で離乳食までワンサイズでOKです。

 

赤ちゃんが吸う力に応じてミルクの出方がコントロールされるので、出すぎてムセたり、こぼしたりしにくい構造です。

 

ラインナップがスリムタイプと広口タイプの2種類あり、スリムタイプはバッグの中でかさばらず持ち運びに最適。広口タイプは粉ミルクを入れるときに入れやすく、洗いすいです。

 

特に他のメーカの哺乳瓶と比べても、スリムタイプは非常にコンパクトで軽量なので、かさばらない哺乳瓶が良いという方には是非おススメです。

  

 

ベッタ ドクターベッタ 哺乳瓶 ◆

哺乳瓶と乳首の取り付け部に角度が付いた、珍しい形状の哺乳瓶です。

 

角度が付いていることにより、赤ちゃんがミルクを飲みやすかったり、ミルクをあげるママの手首も楽になります。

 

こちらの哺乳びんは頭を起こした姿勢で授乳ができるよう、アメリカの小児科医が考案した哺乳瓶です。特に縦抱きでミルクを飲むのが好きな赤ちゃんにおススメです。

 

ポップなカラーの哺乳瓶が豊富で、持っているだけでワクワク出来そうな哺乳瓶です。

 

グッドデザイン賞や、キッズデザイン賞を受賞しています。

 

 

余談ですが、哺乳瓶は多くのメーカでガラス製とプラスチック製が存在します。

 

ミルクを飲む・飲まないに直接関係することではありませんが、簡単にそれぞれの特徴をご説明します。

 

【ガラス製】・キズや汚れ、ニオイがつきにくく、お手入れが楽で清潔に使える。・ミルクを流水などで適温に冷ます際に、早く冷ますことが出来る。・重くて割れてしまう危険性がある。・家の中での使用におすすめ。 
【プラスチック製】・軽くて落としても割れない、耐久性に優れている。・キズがつきやすく汚れが取れにくい、ニオイや色も吸着しやすい。・ミルクが冷めにくい。・軽いので携帯時におススメ。

 

 

哺乳瓶拒否のプチ裏技

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色々な哺乳瓶を試してみても、効果がない場合があるかもしれません。

 

ここではそんな場合に役立つ、プチ裏技をご紹介します。

 

哺乳瓶の中の空気圧を調整する

 ミルクを作ったあと、キャップを一度締め直していますか?

 

 

空気は温めると膨張し、冷ますと収縮します。

 

ミルクを作った直後は熱いので、瓶の中は空気が膨張しています。

 

作った直後のミルクは熱くて飲めませんので、流水などで瓶を冷やすと思いますが、そうすると、瓶の中の温度が下がるので、中の空気が収縮します。

 

 

この状態は極端に言うと、真空状態に近いです。

 

 

この状態で赤ちゃんがミルクを飲もうとしても、なかなかミルクが出てきません。

 

その為、赤ちゃんがミルクを吸い出すのに疲れてしまい、最後までミルクを飲みきることが出来なくなる可能性があります。

 

そうならない為にも、ミルクは飲ませる前に、一度キャップを締め直して下さい。

 

 

この時、キャップはあまり強く締めないことがポイントです。

 

キャップを強く締めすぎると、空気の出入りがしにくくなり、ミルクの出も悪くなります。

 

哺乳瓶のキャップを少しだけ緩めると、とても飲みやすくなります。

 

逆にゆるすぎるとキャップからミルクが漏れてしまうので、程よく締めて下さい。

 

 

キャップを締め直すのは、哺乳瓶の乳首に 空気穴(空気弁)が付いていない場合は絶対に行ったほうがよいですが、空気穴が付いている乳首も、締め直した方が良いです。

 

キャップがきつく締めてあっても、空気穴が付いている乳首はミルクを飲みだしてしまえば、空気穴が空気の出入りを調節してくれますが、ミルクを飲み始め、ミルクが出るようになるまでは強く吸わないと出てこないからです。

 

お弁当箱も中身が冷めないうちに蓋をしてしまうと、いざ食べる時に開けようとしても、蓋が密閉されてしまい、なかなか開かないといった経験はありませんか?

 

これも温度による空気圧の変化によって起こる現象です。

 

 

この情報を知ってからは、我が家では必ずキャップはゆるめに締め直していました。

 

締め直していないママは、是非試してみて下さいね。

  

哺乳瓶以外のグッズを使う

赤ちゃんが哺乳瓶が苦手なのであれば、哺乳瓶以外のグッズを使ってみるのも一つの手です。

 

手軽な方法としては、スプーンで飲ませることです。

 

スプーンで飲ませる場合、赤ちゃんをバウンサーに乗せて、赤ちゃんが斜め上を向いた状態だと比較的飲ませやすいです。

 

但し、赤ちゃんがじっとしているわけではありませんので、ミルクがとてもこぼれやすく、首回りが濡れる可能性が高いです。

 

首周りにはタオルなどを巻いた方がよいです。

 

また、沢山のミルクを飲ませるには非常に時間が掛かり、根気がいる作業になります。

 

そんな悩みを解消してくれる、おススメのグッズがあります。

 

 

このマグは、 コップの蓋を押すと、中の液体がストローからピュッピュッと出てきます。

 

本来ストロー飲みを練習する為のコップですが、我が家ではミルクを飲ませるのにとても重宝しました。

 

 

我が子が哺乳瓶からミルクを飲まない時は、バウンサーに我が子を座らせ、このコップにミルクを入れて、私がコップの蓋を押し、ミルクをピュッピュッと出してあげると、我が子はある程度の量のミルクを飲むことが出来ました。

 

特にパパも家にいる時は、バウンサーに乗った我が子の頭上でオモチャをブラブラしたり、メロディーを鳴らすと、そちらに我が子の気がそれ、スムーズにミルクを口にすることが出来ました。

 

 

同じような感じのグッズだと、こんな物もあります。

 

 また、1歳頃になるとストローやコップで飲み物を飲めるようになる子も増えてきます。

 

ストローやコップから沢山のミルクを飲むのはまだ難しいかもしれませんが、1歳頃は一般的にはある程度離乳食が進むので、ミルクの必要量は減ります。

 

友達の赤ちゃんは1歳で保育園に入園し、哺乳瓶拒否だった為、園ではストローでミルクを飲んでいました。

 

ある程度の月齢になったら、必ずしも哺乳瓶にこだわる必要はないのかもしれませんね。

 

 

それでも効果がなかったら

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様々なミルクや哺乳瓶を試してみても、なかなかミルクを飲んでくれない赤ちゃんもいます。

 

その場合には次のステップを試してみましょう。

 

温度と濃度 

 

赤ちゃんによって、ミルクの適温が異なります。

ぬるめが好きだったり、熱めが好きだったり、好みは様々。

ぬるめ、普通、熱めのミルクをそれぞれ試してみて、赤ちゃんの好みの温度を確認して下さい。



中には熱めのミルクが好きな赤ちゃんは、飲んでいる途中でミルクが冷めてくると、飲むのを止めてしまう赤ちゃんもいます。

そういった赤ちゃんには、途中でミルクの入った哺乳瓶を湯煎して温め直なおしたり、哺乳瓶にアルミホイルなどを巻いたり、温度が下がらないように工夫をしましょう。


また、基本的にはミルクの濃さは、標準どうりに作ることをおススメしますが、少し薄めに作ってみたり、濃いめに作ってみたり、赤ちゃんの好きな濃さを探してみるのも1つの手です。

 

環境

赤ちゃんによってはミルクを飲む環境によって飲む・飲まないことがあります。

 

以下の点をチェックしてみましょう。

 

 

・母乳が好きな赤ちゃんは、ママがいる時はミルクを飲まない子もいます。普段はミルクを飲まない子でも、ママが外出中は飲んだり。ママ以外のパパやバーバなどからミルクを飲ませてみましょう。

 

・ミルクを飲ませる時、周りの環境がうるさかったり、人が通ったりすると、赤ちゃんの気が散ってしまい、飲まないことがあります。赤ちゃんが安心出来る環境でミルクを飲ませてあげましょう。我が子も1歳頃になると、外出先では周りが気になるようで、一切ミルクを飲まなくなりました。

 

・逆に静かすぎる環境だと飲まない赤ちゃんもいます。そういったタイプの赤ちゃんは、赤ちゃんが好きな物(音楽やおもちゃ等)で気を引いて、そちらに気が向いている間にミルクを飲ませてみましょう。

 

その他にも、赤ちゃんはとても敏感なので、ミルクをあげるママが不安な気持ちでいると、赤ちゃんもその気持ちを察知して、不安になってミルクを飲むのを嫌がることもあるようです。心当たりのある方は、リラックスして飲ませてみましょう。

 

体調

いつもはミルクを飲んでくれるのに、急に飲みが悪くなった場合、赤ちゃんの体調が悪いのかもしれません。

 

風邪を引いているときはもちろん、体調を崩す前兆として、食欲が落ちることもあります。

 

その他にも、粉ミルクは母乳と比べて消化が悪いと言われています。

 

日頃ミルクを飲みすぎて胃腸が疲れていると、一時的に食欲が落ちることもあります。

急にミルクの飲みが悪くなった場合は、しばらく様子を見ても良いと思います。

 

赤ちゃんに限らず、子供はちょっとした体調の変化で食欲に影響が出る子は、比較的多いです。

 

眠い時

赤ちゃんによっては眠い時だけはミルクをすんなり飲んでくれる子もいます。

 

そういった赤ちゃんは比較的多く、赤ちゃんが眠くなる時間を見計らって、ミルクをあげるママもいるようです。

赤ちゃんが眠気で半ば無意識の状態で思わずミルクを飲んでしまうのかもしれませんね。

 

体勢

赤ちゃんによってはミルクを飲む時の体勢によって飲む・飲まない子がいます。

 

珍しいケースですが、ママが抱えながらだと飲まないので、赤ちゃんを横向きで寝かせ、クッションで哺乳瓶を斜めに支え、ママは一切赤ちゃんに触らない状態でなら、ミルクを飲むといった赤ちゃんもいるようです。

 

遊び飲み

ある程度の月齢になると、ミルクを集中して飲んでくれず、遊び飲みをしてしまう赤ちゃんもいます。

 

外の世界への興味・好奇心が芽生えた成長の証でもありますが、集中してミルクを飲んでくれないのは困りますね。

 

遊び飲みは一時的な場合が多いですが、その期間は赤ちゃんによって様々です。

 

しっかりお腹が空いている時にミルクを飲ませるようにしたり、集中出来る環境を整えてあげましょう。

 

我が子の場合は、240ml入る哺乳瓶だと、足で瓶を蹴飛ばして遊んでしまう時期があり、その時期は160ml容量の短めの哺乳瓶を使っていました。短めの哺乳瓶だと足が届かないので、そのうち蹴飛ばして遊ぶことを止めてくれました。

 

 

おまけ・都市伝説のような話し

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我が子が乳児だった頃、本当に色々なミルク拒否・哺乳瓶拒否に関する情報を調べました。

 

ネット上に掲載されている情報はほぼ全て調べつくしていると思います。

 

そんな中で、「え!? この話し本当なの!?」といった経験談がいくつかありました。

 

都市伝説レベルの信憑性のない話しですが、3つほどご紹介します。

 

おまけ程度にお読み下さい。

 

【1つ目】

完全に寝ている赤ちゃんが無意識のうちにミルクを飲んでしまうという話しです。

 

これは、とにかくミルクを飲んでくれずに困っているママがある日発見した方法です。

 

そのママの赤ちゃんは、起きている時は一切ミルクを飲んでくれないのに、寝ている時は何の抵抗もなくミルクを飲み干すらしいのです。

 

赤ちゃんは生まれた瞬間からおっぱいの飲み方を知っており、無意識に飲む本能があります。

 

これは生まれながら持っている、何かに吸い付きたいといった、「吸てつ反射」がある為です。

 

「吸てつ反射」は生まれた後、次第に薄れていきますが、これが強い赤ちゃんは寝ていても本能でミルクを飲んでしまうということなのでしょう。

 

私がこの情報を知った時、なんの苦労もなく、ミルクを完食してくれるなんて、なんて良い方法!」と思い、さっそく我が子にも実践。(生後半年の頃です)

 

しかしながら、我が子の口に哺乳瓶を差し込むことだけは成功しましたが、何の反応もなく、全く飲んでくれませんでした。。。

 

皆さんも試すときは、あまり期待せずにやってみて下さいね。

 

 

【2つ目】

ミルクを飲まないことを病院で相談したら、そこの病院でミルクを点滴してくれたという話しがありました。

 

そのママは赤ちゃんがミルクを飲まない日は、毎日病院にミルクの点滴を打ちに行っていたそうです。

 

ミルクの点滴が良いのか悪いのかはわかりませんが (どちらかといえば、悪そうですよね。。)、私は当時本当に我が子がミルクを飲んでくれないことに悩んでいたので、ミルクを点滴してくれる病院があれば、間違いなく通っていたと思います。

 

これも非常に稀なケースですよね。

 

 

【3つ目】

赤ちゃんがミルクを飲んでくれないので、ミルクは諦め、赤ちゃんに別の物を与えていたママは少なからずいるようです。

 

ミルクの代わりに擦ったリンゴジュースを飲ませていたママ。

カスタードを食べさせていたママなど。(驚きです。。。)

 

私はミルクを決して諦めませんでしたが、中にはミルクを飲まないのであれば、仕方がないと割り切るママもいます。

 

月齢が上がり、離乳食が順調であれば、ミルクは諦めるのも1つの手ですね。

(栄養不足にはくれぐれも注意してあげて下さい)

 

 

我が子は結局どのように育ったのか

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ネットでミルク拒否や哺乳瓶拒否のことを調べると、他の多くのママも悩んでいることがわかりました。

 

育児相談の掲示板などに、「我が子は完ミ (母乳ではなくミルクだけで育てること)なのに、ミルクを飲む量がとても少ないです。体重増加も少なく、心配です。どうしたらよいですか?」といった悩みを投稿しているママは多いですが、結局その飲まない赤ちゃんはその後どうなったのかな?と当時の私はよく思っていました。

 

我が子は本当に飲む量が少なかったので、そのうち入院が必要になるのではないかと思っていた程で、飲まない赤ちゃんを持つママの行く末が知りたかったのですが、そういった情報はほとんどありませんでした。

 

我が子は現在2歳です。

 

我が子の場合は結局どうなったのか、1例としてこの記事をご参考にしていただけると嬉しいです。

 

では、少し長文になりますが、お付き合い下さい。

 

 

我が子を産んだ産院は母乳絶対主義ではなく、ママの母乳が足りないのであれば、赤ちゃんにミルクを飲ませるスタンスでした。

 

私は初産で母乳もあまり出なかったので、我が子は生まれた当時から母乳とミルクの混合育児でした。

 

仕事復帰の為、保育園に我が子を入れるつもりでしたし、元々混合で育てる予定でしたので、ミルクを飲ませることに特に抵抗はありませんでした。

 

最初の1カ月は特に問題はなく、我が子の体重増加も順調でした。

 

しかし、だんだんと母乳もミルクも嫌がるようになり、生後3ヶ月の頃には、母乳は眠い時だけおしゃぶり目当てでチビチビ飲むだけ。ミルクは空腹時にあげても1滴も飲まない時もあり、飲んでもミルク缶に書いてあるような目安の量は全然飲みませんでした。

 

ここからは体重増加は少なくなり、母乳もあまり飲まないので出も悪くなり、小児科で相談したり、ミルク拒否や哺乳瓶拒否について日々調べるようになりました。

 

いくつかの小児科で相談しましたが、「ここまで頑固に飲まない子は経験がない」と言われたり、「ミルクだけならまだしも母乳も嫌がるのは珍しいですね」と言われるだけで、たいしたアドバイスはもらえませんでした。色々な哺乳瓶やミルクを試してみたら?程度のアドバイスはもらえましたが、もう既に試してますけどっ。。といった感じでした。

 

周りからは、「もうじき離乳食も始まるから大丈夫だよ。ミルク嫌いは離乳食が上手く進むって言うし。」などと言われ、私自身も離乳食開始までの辛抱だと思っていました。

 

しかし、生後5カ月に入ってすぐに離乳食を始めましたが、我が子は離乳食もうまく進まず、相変わらず増加の少ない体重に悩まされました。

 

「このペースだと、ゆくゆくは成長曲線から外れる危険がある」と医師から言われ、益々焦る日々でした。

 

離乳食がうまく行かないというのは、形状がなかなか進まないというのもありましたが、とにかく困ってしまったのが、沢山食べさせているわけではないのですが、突然食べている途中で滝のように胃の中に入っていた食べ物ごと、オエーっと大量に吐いてしまう現象でした。なんの前ぶれもなく、いきなり滝のように吐くので、とにかく離乳食を食べさせることが怖かったです。

 

なぜ滝のように吐いてしまっていたのか今でも原因はわかりませんでしたが、とにかく吐く量が多く、離乳食が始まりミルク嫌いから解放されるどころか、逆に悩みが増えてしまいました。

 

離乳食が始まった後も体重は成長曲線ギリギリでした。

 

生後半年頃はミルクも離乳食もうまく行かず、夜泣きもピークで、精神的に1番きつい時期でした。

 

4時間オムツが全く濡れていない時もあり、我が子はこのままではどうにかなってしまうと、何度も泣きました。

 

この子を育てることはもう限界。辛い辛い辛い。そんな毎日でした。

 

我が子にミルクを飲ませる時は毎回飲んでくれるか心配で心配で、動悸がしました。ミルクを飲んでくれないと、我が子に激怒してしまうこともあり、もう私は精神的に崩壊していました。

 

毎日毎日試行錯誤ででミルクを飲ませる日々。

 

色々と試してみると、我が子が多少好きなミルクがわかったり、好きな環境がわかったのですが、飲む量は少なかったです。

 

このころ通常は1回に200mlが適量と言われていますが、我が子は100ml以下が基本で、80ml飲めたら合格点。

 

お腹がすいている時間のはずでも、1滴も飲まないことも多々あり、少し時間が経ってからまた飲ませてみたり。

 

それでも飲まないこともあり、毎日毎日ざーざーミルクをシンクに捨てました。同時にざーざーお金を捨てているような感覚で、もったいなくてしょうがなかったです。

 

たまに奇跡的に120ml位飲めると本当に嬉しくて、パパに急いで報告するほどでした。

 

生後半年頃になると、夜中の授乳を止めるママもいると思いますが、我が子には少しでも授乳回数を多くしたいと思っていたので、寒い冬の夜中に毎日母乳をあげました。

 

眠い時はミルクでなく母乳派だったので、この頃はまだ夜中は母乳をあげていました。相変わらずほぼおしゃぶり状態でしたが。。

 

そうこうしているうちに4月になり、保育園に入園しました。

 

我が子が生後8か月の頃です。

 

入園する前から保育園の看護師さんと保育士さんには我が子のミルク嫌いを相談していました。

 

ベテランのご年配看護師さんからは、「ママがいるから赤ちゃんが母乳を求めてミルクを飲まないんだ」「最初はみんな哺乳瓶を嫌がる」「ママが神経質だから赤ちゃんも不安になって飲まないんだ」「保育園に入れば赤ちゃんも諦めてミルクを飲む」などと言われ、あまり相手にされませんでした。

 

看護師さんからは、「とにかくあなたのお子さんは大丈夫ですよ」と言い切られ、半信半疑ではあったものの、少しだけ安心したのを覚えています。

 

しかし、我が子は保育園に入園してもミルクの飲みは他の子と比べて少なかったです。

お昼の離乳食(中期)後は全くミルクを飲まなかったり、3時のおやつのミルクも100ml飲むか飲まないかが多かったです。

 

我が子が保育園に行っている間、私は「ミルクはちゃんと飲めただろうか?」といったことばかり考えてしまい、毎日迎えに行く度に看護師さんや保育士さんに、「ミルク、どうでしたか?」と質問していました。

 

看護師さんからは、我が子は他の子と比べ飲む量は少ないけれど、ママも痩せている方だから、お子さんが痩せているのは遺伝的要素もある。栄養が足りていないということは絶対にないと言われ、私は相変わらず少し納得出来ないと思いつつも、少し安心することも出来ました。

 

保育士さんからも、「ママ1人で悩まず、何でも相談して下さいね。一緒にお子さんを育てて行きましょう」と言われ、育児ノイローゼ気味になっていた私の心は少し救われました。

 

今思い出しても涙が出ます。

 

保育園入園前に私に足りなかった物は、親身になってくれる相談相手だったのだと思います。

 

保育園を入園して数週間後、我が子が風邪を引き、私も風邪を引いてしまいました。

 

私自身も薬を飲まないといけなくなったことをきっかけに母乳を止め、あっけなく、我が子は完ミ (完全ミルク)になりました。

 

完ミになったからか、月齢があがり運動量が増えたからか、季節が暑い時期になったからかはわかりませんが、我が子のミルク事情に転機が訪れました。

 

ミルクを飲む量が増えてきたのです。

 

生後9か月の頃は離乳食は朝と昼の2回で、夜はまだ離乳食は始めておらず、ミルクだけだったのですが、なんと夜はミルクを240ml飲むようになりました。

 

飲み残す日もありましたが、それでも160ml位は飲むようになり、ミルクを飲ませるストレスが格段に減っていきました。

 

それでも体重は相変わらず成長曲線ギリギリだったので、夜な夜な夜中にミルクを1回あげていました。

 

夜中にミルクを作るのは大変でしたが、夜中も安定してミルクを飲んでくるのが嬉しくて、1歳過ぎ頃まで夜中のミルクを続けていました。

 

その後は歯の本数が増え、虫歯が心配になってきたことをきっかけに、夜中のミルクは止めました。

 

相変わらず離乳食の進みが遅く、1歳時点ではまだ離乳食中期でしたので、日中のミルクはまだまだ必要でした。

 

離乳食後のミルクの飲みは少ないですが、ミルクだけの時は安定した量を飲むようになりました。

 

1歳になった頃、我が子がヘルパンギーナという、夏になると保育園で流行る病気に掛かりました。

 

喉に大きな水疱がいくつも出来、激痛で飲食が出来なくなる子が多い病気です。

 

我が子も大きなニキビ位の大きさがある水疱が喉に出来てしまい、喉の痛みから離乳食を1口も食べなくなりました。

 

しかし、ミルクは3時間おきに毎食200ml完飲し、なんと1日で合計1000mlのミルクを飲んだのです !!! 

 

夢にまでみた1000ml達成。

 

まさか我が子がここまでミルクを飲めるようになる日が来るなんと思ってもいなかったです。

 

本当に感激しました。

 

その後もミルクは比較的安定して飲んでくれるようになり、1歳半頃に離乳食が完了した事を機に、ミルクは卒業させました。

 

現在我が子は2歳3ヶ月。

 

体重は相変わらず軽い方なのですが、成長曲線内はずっとキープしているので、そういう子(軽い子)なんだなと思っています。

 

保育園入園前までは毎日我が子の体重を計り、一喜一憂していましたが、最近は何カ月も自宅では体重を計っていません。

 

食にあまり興味がなく、好き嫌いもありますが、我が子は元気に育っております。

 

食べ物を突然滝のように吐く現象も、2歳前にはなくなりました。

 

 

我が子のミルク嫌いは、今となっては昔そんなことがあったなーと、何であんなに飲まなかったのだろう?程度の思い出話しに思えています。

 

ミルクを飲まずに苦しんでいた頃の自分に、教えてあげたいです。

 

我が子は大丈夫。

次第にミルクを飲むようになりますよと。

 

 

今赤ちゃんのミルク嫌いで悩んでいるママやパパ。

 

試行錯誤でミルクを飲ませてみるのも、もちろん大事なことです。

 

しかし、それだけではなく、誰か本当に親身になって相談に乗ってくれる人を見つけることも、とても大事なことです。

 

どうか、あなたの赤ちゃんとママが笑顔で過ごせる日々を心から願っております !

 

長い時間お付き合いいただき、ありがうございます。

 

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